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イギリス生まれ、日本育ちのウサギ。ラッシュのキャンペーンを通じて動物実験について知り、動物実験がなくなる日を"耳"を長くして待っている。

ラッシュジャパンのチャリティ・キャンペーン担当。"Activist Retailer"としてのラッシュにおいて、そのアクションの中核を担う行動派。
2012年、化粧品の動物実験反対に関する新たなキャンペーン「NO!ANIMAL TESTING」が始まります。世界や日本の動物実験の現状、そして今回のキャンペーンのポイントについて、Rabitterがインタビューを行いました。

Rabitter(以下、R):こんにちは!私はウサギのRabitterです。ラッシュのキャンペーンがきっかけで、ウサギの立場から化粧品のための動物実験に反対しています。今日は、2012年の「NO!ANIMAL TESTING」キャンペーンについてお話を伺いたいと思います。
Emmie(以下、E):Rabitterさん、お会いできてうれしいです。ラッシュのキャンペーンに興味を持ってくれて、ありがとうございます。
R:どうしてラッシュは再び、化粧品の動物実験反対を呼びかけるキャンペーンを立ち上げたのでしょうか?
E:はい。ラッシュでは1994年の創立当時から、化粧品の動物実験に反対しています。これまでも、多くの方に化粧品における動物実験の実態を知っていただくためのキャンペーンを行い、大きな反響をいただいてきました。2012年には、動物愛護法と薬事法が改正される予定です。日本で化粧品の動物実験を禁止するため、国会で議論が始まる今こそ「NO!」の声を上げようというのが、今回のキャンペーンの趣旨なんです。
R:日本では、化粧品の動物実験が法的に禁止されていないんですよね?
E:その通りです。ペットや実験動物を守る日本の法律は、動物愛護法しかありません。でも現在の動物愛護法には、動物実験に関する規制が一切ないんです。
R:動物愛護法で動物を守れないなんてショックです! 世界的に提唱されている動物実験の「3Rの原則」(実験動物の苦痛の軽減/使われる動物の数の削減/生きた動物を使わない方法への代替)は守られていないんですか?
E:2005年の動物愛護法改正の際、第41条に動物実験の「3Rの原則」が理念として盛り込まれたんですが、残念ながら法的な拘束力はないんです。「実験動物の苦痛の軽減」は義務とされていますが、「生きた動物を使わない方法への代替」と「使われる動物の数の削減」は配慮事項でしかなくて・・・。
R:でも、すでにEUでは化粧品の動物実験が禁止されているんでしょう?
E:はい。化粧品の動物実験については1970年代以降、世界的に廃止運動が行われてきました。EUでは化粧品指令によって2009年に化粧品の動物実験が禁止になり、動物実験が行われた化粧品と原料の販売も原則禁止とされています。現在も2013年の完全禁止へ向けて、また消費者の声が高まっているんですよ。
R:やっぱり消費者が声を上げることは重要ですね。日本でも「NO!」の声を上げていきましょう。私もがんばります。
R:ところでEU諸国では、国や州の許可がなければ動物実験自体を行うことができないんですよね?
E:はい。EUでは動物実験の施設を作るにも認可や登録が必要ですし、実験動物の数を報告する義務もあります。しかし日本には動物実験を行うための免許制度や規定がないばかりか、実は、何匹の動物がどの分野の動物実験に用いられているのかさえ、わからないんです。
R:えっ!! そうなんですか?
E:日本で犠牲になる実験動物の数は1000万匹とも2000万匹ともいわれます。でも、実態はわからないて・・・。
R:なんてこと!動物のために、一刻も早い代替法への置き換えが必要なのに。
E:でも、化粧品は最も代替法の開発と実用化が進んでいる分野なんです。生きた動物を苦しめずとも、培養した細胞や組織などを使って毒性を調べることができます。その他の分野でも、コンピュータで毒性を予測をする方法や、DNAなどを固定したチップを利用する方法なども研究されています。
R:そもそも人間と動物では、毒に対する代謝が違うでしょう。人間にとっての安全性を正確に知りたいなら、動物実験以外の方法で確かめなくちゃ!動物を犠牲にして欲しくないのはもちろんだけど、代替法の確立は人間のためにこそ必要なものではないでしょうか?
E:本当にその通りです。EUやアメリカの動きを受けて、日本にもJaCVAM(日本動物実験代替法検証センター)が設立され、新たな代替法の評価とガイドライン化が進められてはいます。また、EUではREACHという新しい化学物質規制が始まっており、今まで使われてきた化学物質についても、新たに動物実験が求められるケースが出始めました。REACHは、EUに製品を輸出する日本企業にも影響力を持っているため、代替法の開発は日本の産業界にとっても急務になっているんです。
R:化粧品の動物実験を規制する動きは世界的なもの。日本も一日でも早く世界的な標準に近づいてほしいです。
R:ラッシュは「動物実験を行わない会社からのみ原料の買い付けを行うこと」という信念を掲げていますよね?
E:はい。原材料の仕入れ先から毎年、確認書にサインをいただいています。
R:へ〜。わざわざ書類で確認しているんだ!知らなかったです。
E:お客様からいただいたお金は、一銭たりとも動物実験に関与させません!自社で動物実験を行わないのはもちろん、仕入れ先が動物実験を中止すれば、すぐ取引に応じる姿勢を見せることで、仕入れ先の意識も変えていきたいんです。
R:そうすれば「動物実験をやめよう」と考える会社が増えるし、動物実験反対のポリシーも広まりますね。
E:そもそもラッシュでは、動物実験が必要な原材料は使用していないんです。ラッシュが使うのは、ヘナやハーブなど長い歴史の中で安全性が確認された原材料。医師の確認の上、登録しているボランティアが商品を使用して安全性をテストをしているんですよ。
R:ラッシュのそういう姿勢は、本当に素晴らしいと思います。それが私がラッシュを選ぶ理由でもあるんです!
E:ありがとうございます。そう言っていただけるのが一番嬉しいです。
R:お話を伺って、私たち消費者が訴えるべきこともわかりました。まず日本では、動物実験の現状を把握する必要がありますね。動物実験施設や実験動物生産会社の登録制度はもちろん、行政による公的な監視も必要!いくら日本の動物実験関係者が「法律はいらない、自主規制で十分だ」と主張しても、公的機関によるチェックがなくては。それに動物実験の「3Rの原則」のうち、動物愛護法で配慮事項とされる「生きた動物を使わない方法への代替」と「使われる動物の数の削減」も義務にすべき。そして、一番重要なのは、化粧品の動物実験を法律で禁止するために声を上げること。EUで化粧品の動物実験禁止が実現したのも、消費者の声があってこそですから。
E:はい!ラッシュは今回の「NO!ANIMAL TESTING」キャンペーンで、動物愛護法における化粧品の動物実験の禁止を求めていきます。それに、薬事法に基づいて化粧品の規制をする厚生労働省に対しても、私たちの声を届けていきます。多くの人に関心を持っていただき、皆さんでこの問題を考えたいんです。
R:私もウサギとして、人間の皆さんに問いたい。日本で化粧品の動物実験がなくならないのは、どうしてだと思いますか?化粧品会社が行う研究開発のために、多くの動物が犠牲になっています。本当にあなたの"美しい"に動物の犠牲が必要か、真剣に考えて欲しい。これが、ウサギである私の願いです。
- ※今回、集まった署名は、環境大臣、厚生労働大臣へ提出します。署名提出以外の目的には使用しません。

















